第43回 近畿作業療法学会の開催にあたって
この度、近畿作業療法士連絡協議会主催の第43回近畿作業療法学会を担当の奈良県作業療法士会が中心となって、オンラインにて開催させていただくことになりました。学会長を務めさせていただきます(一社)奈良県作業療法士会の西井正樹です。会期は2023年6月4日にWebによるLive配信、後日オンデマンド配信となりました。今回は4年ぶりに対面での学会を開催できることを願っていましたが、先の読めないコロナ禍の中で、Web開催となりました。しかしながら、Web開催とはいえ特別講演をはじめ10テーマの教育講演を配信することとなりました。内容は濃い学会になると思います。
また、今年は近畿作業療法士連絡協議会の50周年という区切りの年になります。今回の50周年を祈念いたしまして、登録は必要ですが、学会参加費は無料とさせていただきました。この近畿学会は、主催の近畿作業療法士連絡協議会で成り立っており、近畿の各士会の1人1人の年会費からの協力金で行っています。その協力金を最大限に活用し、今回の学会運営を行うことができました。学会参加資格は、ホームページをご確認ください。50周年記念式典もWebにて同時に行います。この記念すべき50周年の学会にぜひご参加ください。
今回の学会のテーマは「作業療法のこれから ~臨床と研究の実践力を高める~」と掲げ、教育講演では、10のテーマ別に臨床と研究の現場で活躍されている作業療法士に、作業療法の最新の現状や今、日本で必要とされている作業療法について大いに語っていただきます。
また、特別講演には大阪大学 精神医学分野教授の池田学先生に、認知症についてご教授をお願いしています。大変興味深い、学術的な講話が聴けるのではないでしょうか?
最後に、この学会が盛大に行われることを祈念いたしまして、学会長としての責務を果たしてまいります。